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不安げな子・寂しげな子・落ち着きのない子(仮題)

[][健康・医学・治癒教育]
不安げな子・寂しげな子・落ち着きのない子(仮題) 治療・治癒教育
2023年9月再版されました
四つの身体感覚 人智学的教育実践のための感覚論から
ヘニング・ケーラー(著)[教育セラピスト・教育カウンセラー]
石井秀治(試訳)
(本の大きさ:横 約14.8cm×縦 約21cm×厚み 約1cm)211ページ
この試訳は出版を目的としたものですが、残念なことに、諸々の事情からまだ実現されるには到っておりません。この事情はしばらくのあいだは変わりないと思われますので、皆様にはそれまでのあいだ、この試訳を勉強会などの資料としてご利用いただきたく、このようなかたちでお届けすることにいたしました。(試訳者より)

本書は、1991年から92年にかけて行った幾つかの講演に基づいています。ですから当然のことですが、それらの講演を一冊の本にまとめるにあたっては、多くの箇所に加筆修正をほどこす必要がありました。しかし、私はその際、講演に参加してくださった方々に向けての、そもそもの語り口をできるだけ残すように心がけました。(中略)本書のテーマは「基本的な感覚を育むこと」にかかわっていますが、本書での私の試みは、この一般的なテーマを人智学的(アントロポゾフィー的)発達心理学の観点から深めることをとおして、子どもの逸脱した振る舞いに見られる類型的特徴を明らかにすること、そしてそこから、教育的実践へ向けての直接的なヒントを引き出し得るようにすることです。しかしそのような事柄について述べるにしても、教育上の処方箋を示すつもりはまったくありません。私のこの試みは、母親であり父親である皆さんに「自ら考えていくきっかけ」をつかんでいただければ、という思いに端を発しています。困難な状況下にあっても自信をもって対処していただけるように、と。(「はじめに」(著者)より)

「「ある学童に集中力に欠けた病的な落着きのなさが見られたならば、それはその子が ―どのような理由からにせよ― 四〜五歳までに充分な模倣活動がなされなかったことと関係がある」と。ですから私たちは、落着きのない-興奮しやすい学童たちには、彼らに欠けている体験を取り戻すために、集中的に、なぞるカリキュラムを与えます。」(P40より)

「興奮しがちな-攻撃的なタイプに特有の、身体的不安に由来する行動障害について触れたとき、この障害が生じる可能性は生後数ヶ月ないし数年のあいだにある、と私は言いました。しかしそれは、かならずしも教育的配慮の欠如に因るものではありません。
(中略)
いわゆる多動児の問題においても、多くの場合、幼児期に必要な助言が得られなかったがゆえに、事態がそのまま進行していくことになったのです。しかし、私はいつも言っています。「子どもたちに手を貸してやるのに遅すぎることは決してありません」
(中略)
そう、私たちは、今日的な生活条件のもとでは特に容易に病的状態へと逸脱しがちな、不安げに-ためらいがちにしているタイプに特有の行動障害、周辺世界への不安に由来する行動障害に働きかけることになるのです。このような障害は、人間学的にあらわすならこうなるでしょう。「それは、身体への信頼感が欠如している状態、触覚によって仲介される基本的安心感の欠如している状態である」と。触覚によって仲介される基本的安心感、それは、子どもの魂が自分自身を一個の自立した人格として体験するようになるために、また、その「輪郭づけられる包み護られている」という感情に由来する積極的な関心を、世界と人々に向けられるようになるために、なくてはならないものなのです。」(P117〜P119より)

十二感覚の中の基礎感覚(触覚・生命感覚・運動感覚・平衡感覚)が重点的に書いてあります。
個人的な感想ですがこちらもご覧下さい
2023年9月再版されました

   
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不安げな子・寂しげな子・落ち着きのない子(仮題) 健康・医学・治癒教育 本
不安げな子・寂しげな子・落ち着きのない子(仮題)
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