死ぬことと生きること
小林直生(著)
キリスト者共同体は「死」とどう向き合うか
(本文「はじめに」より引用)
この文章は、「死の本質と死後の人間の魂を考える ――ルドルフ・シュタイナーの人智学に基づいて――」と云うタイトルで、一九九七年五月から十月に葬儀業界雑誌『フューネラルビジネス』(総合ユニコム株式会社刊行)で六回に亘って連載されたものです。この業界紙の読者のほとんどは、キリスト者共同体や人智学を、全く知らない人々です。そこで、なるべく平易なかたちでわかりやすく、シュタイナーの思想とキリスト者共同体の活動を紹介したつもりでおります。今回、この文章を小冊子にまとめるに当たって修正と加筆を行いました。また、付録として、シュタイナーによる「死者への祈り」や病気になった際の祈り、また病人を介護する為の祈りを紹介致しました。何らかの参考としていただければ、幸いに存じます。
目次
一、人間の生命とは何か
二、死とは何か・人智学における死の捉え方
三、キリスト者共同体における葬儀について
四、人間の歩む死後の道
付録
シュタイナーによる「死者への祈り」他
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