人智学とはなにか
(著)セルゲイ・O・プロコフィエフ
(訳)和田悠希/遠藤真理
人智学はその方法論においても、また
そこから生じる現実社会での様々な応用結果に関しても、
復活の科学とよぶことができます。
その科学の道が目指しているのは
復活の認識であり、それとの関わりなのです。
(本文より)
*
復活体には二つの側面があり、一つは原初の土星紀の
人間のあり方(アルファ)に由来するファントムです。
もう一つは人類の未来(オメガ)とつながる復活体です。
キリストの言葉「私はアルファであり、オメガである」は
復活体において完全に具現化しました。
(解題より)
ロシアの魂を受け継ぐ異邦の人智学者、
2014年7月に急逝したプロコフィエフが遺した
至宝のような断章―――
現代の危機的状況を克服する人間本性の主体的発達を
秘教的キリスト認識に結びつけながら、
いまを生きるすべての人に希望と光を与える
【目次】
- 序文
- 1.人智学と人間の謎
- 2.人智学における認識の道
- 3.自我意識とゴルゴタの秘蹟
- 4.ルドルフ シュタイナーの発展の軌跡
- 5.キリスト存在と人間の神秘
訳者解題「科学的世界観と復活」...和田悠希- はじめに
- 脳と自我意識
- 脳と感覚器官を支配する死のフィルター
- 思考と唯物主義
- 自我意識とキリスト
- ファントムと復活体
- はじめに
註と付記
- 訳者あとがき
セルゲイ・O・プロコフィエフ
1954年モスクワ生まれ。モスクワ芸術大学で美術を専攻。共産主義崩壊後、ロシアにおける人智学協会の創設メンバーの一人。2001年復活祭にゲーテアヌムの理事に就任。著書に『12聖夜と霊的ヒエラルキー』(1986)、『そして地球が太陽になる』(2012)等、多数。翻訳された著書に『赦しの隠された意味』(2011)がある。2014年に他界
寸法:横 約13.6cm×縦 約21cm×厚み 約0.8cm
96ページ
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