なのはな園の春夏秋冬 〜子どものための子どもの時間がここにある〜

シュタイナーの保育施設　「なのはな園」の一年を紹介する本です。
「なのはな園は、シュタイナー幼児教育を実践する3〜5歳児のための保育施設です。
三鷹市井の頭、玉川上水にほど近い静かな住宅地で、1995年の創立以来多くの子どもたちの成長を見守り支え続けてきました。創立当初は任意団体として、そして2010年に認可外保育施設として法人化し今に至るまで、この場を求めて集まった大人たちが知恵と力を寄せ合って運営しています。
「なのはな園には　子どものための子どもの時間がある」
これはなのはな園で長く教師を勤めた松浦園先生の言葉ですが、「子どものための子どもの時間」とは、どのようなものでしょうか。
いつの時代も、大人たちは子どもの健やかな成長とその幸せを祈り、さまざまな保育・教育を提供したいと願っていますが、シュタイナー教育、そしてなのはな園の保育は現代社会において主流とも言える早期教育等とは一線を画します。
この本は、20年以上続いてきたなのはな園の保育を多くの人に知ってもらいたいという思いからスタートしました。なのはな園に流れる「子どもの時間」を感じていただけるように、なのはな園で子どもたちが見ている景色と教師がこれまでに綴った保育の様子とを集めたものです。
なのはな園の毎日の中の、ありふれたちいさな風景を積み重ねることで ここで行われている教育が見えてくること、そしてそれを支える輪がますます広がっていくことを願って。
なのはな園　出版企画チーム」（本書から）
本書に掲載の文章は、ヴァルドルフの森による既刊の会報誌「なのはなだより」と講演録の一部を抜粋したものです。掲載にあたり、再編集しています。

キンダーガルテンなのはな園の本
A5版（横 約21cm×縦 約14.8cm×厚み 約9mm）
96ページ
　 Tweet