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四つのエーテル

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四つのエーテル 本
エルンスト・マルティ(著)
石井秀治(訳)

以前の青い四つのエーテルでは、<勉強会などの資料として>というものでしたので、全文訳を見直し、横組みの文字を縦組みに換え、改訂版として2018年5月に再版されました。

「1960年と1966年に発表された私の二つの小論文(本書の第一章と第二章)には、長い時が経たにもかかわらず、多くの問い合わせが寄せられました。そこで、これらの声に応えようと、この二つの小論文に現在執筆中の≪エーテル的なもの(das Ätherische)≫の一部を加えた本書が出版されることになりました。
 <四つのエーテル>に関して概括的に述べたこれら三つの小論文は、ルドルフ・シュタイナーのことばを起点に置いています。(中略)
 ルドルフ・シュタイナーは、四つのエーテルと形成諸力に関して系統だった説明はしていません。両者に関する彼の見解は、通観不可能ともいえる程の多数の講演録や著作のなかに見出されるのですが…。彼は、その都度の文脈によって異なる両者のさまざまなあり方を、アントロポゾフィーの諸テーマ、医学、教育、農業、自然科学との関連において述べています。本書を出版することにした私たちの意図は、彼のそれらの見解をひとつにまとめようとすることでもありませんし、それらの関連について述べることでもありません。そうではなく、ルドルフ・シュタイナーの基本的な見解から ― つまり四つのエーテルの名称、宇宙史におけるそれらの発生順序、それらと四大元素(地・水・火=熱・風=空気)との対称性から ― エーテルの世界を理解していこうととすることにあります。私たちのこの意図が実現されるなら、それは、ルドルフ・シュタイナーの多方面にわたることばを理解するための基礎を固めることになり、また、それらのことばを ― 四つのエーテルの個別的な現れあるいは特徴描写として ― 理解するための基礎が得られることになるでしょう。
 四つのエーテルはエーテル体の内で、ひとつの統合体、ひとつの全体へと結びつけられ、有機的に作用しています。四つのエーテルはまた、個々のものとしても、それぞれのひとつの活動性を有しており、無機的 - 物理的にも作用しています。物理的な事象が《物理的なもの》として括られているように、四つのエーテルとエーテル的形成諸力のさまざまなあり方も、全体として《エーテル的なもの》と呼ぶことができるでしょう。エーテル的なものを描写することは、私たちの時代に与えられた課題です。しかしこの課題は、ルドルフ・シュタイナーのことばにもとづきつつ果たされるべき課題なのです。
バーセル 1974年 復活祭
医学博士 エルンスト・マルティ
」(「はじめに」(P9〜11)より)
目次
はじめに
I.エーテル的形成諸力と諸エーテルとの必然的な相違
II.四つのエーテル
III.四つのエーテルの共働
本書のP15には「エーテルの理念は科学の領域に久しく保たれてきましたが、私たちの世紀に入って放棄されるに到りました。そして、それに代わって、他の力の世界 -- 電気、磁気、原子力の深部に潜んでいるエネルギーの世界 -- が科学の光を浴びることになり、実際に使用されるようになったのです。ルドルフ・シュタイナーはこのエネルギーの世界、電気、磁気、原子力を《堕落したエーテル》と呼んでいます。」との記述があります。

放射能とは何か」P44〜には以下のように
「エルンスト・マルティ―Ernst Martiの『四つのエーテル Die vier Aether』(石井秀治訳)という文献があります。詳しくはそちらを参考にしていただきたいと思いますが、入手できないかもしれませんので、ここで簡単に紹介しておきましょう。」と本書が紹介され、四つのエーテルについての概略が書かれています。

また、「農業講座」P64には四つのエーテルの記述が以下のようにありますので、四つのエーテルの理解は、バイオダイナミックの理解を深めると思われます。
「植物の生長にとって非常に大切な働きをするのですが、これは遠く離れた宇宙からやって来る力と密接に関係しています。そして、とくにケイ素を含んだ砂の回路を通って大地の中に入ってくるものは ――たとえ最初に耳にしたときは、ほとんど信じられないことのように思われるでしょうが――、大地の生命エーテル的要素および大地の化学的活力と呼ぶことのできるものであります(シュタイナーはエーテル的な力を四つに分けて考えている。生命エーテル、化学エーテル、光エーテル、熱エーテルである。ここで問題になっているのはこのうちの前半二つである――訳者)。これは一度大地の中に取り入れられた後に再放射されて、その力を発揮します。大地自身がその内部においてどれほど活力をもちうるか、また大地がどれほどそれ自身の化学的現象を発揮しうるかは、ひとえにこの大地の砂の部分の性質に関係があります。」

エルンスト・マルティ(1903-1985)
医学博士。長年にわたり医師としての職務に就きつつ、ドイツ・アントロポゾフィー医学協会創設者のひとりとして、イータ・ヴェクマン医学博士等とともに精力的に活動した。とりわけ、オイリュトミーを治療の現場に導入するべく尽力し、自らの医院でも積極的に実践した。研究活動としては、エーテルに関する問題や、それに密接に関連する製薬プロセス(ポテンツィーレン=累乗 - 希釈 - 強化プロセス)に関する問題に注力した。



大きさ:横 約148mm×縦 約210mm×厚さ約7mm
110ページ
   
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四つのエーテル 本
四つのエーテル
2,200円(税込)
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