認知症 --その隠された原因--
[本][健康・医学・治癒教育]
ユーディット・フォン・ハレ(著)
ミヒャエラ・グレックラー(まえがき)
志水祥介(日本語版まえがき)
和田悠希・遠藤真理(共訳)
「本書は医学領域での何らかの主張をなすものではありません。本書が試みているのは、認知症患者がどのような状況下で生きているのかを描写することだからです。」(序文より)
「職業としてまたは親族としてこの病に向き合うとき、この書物から学ぶことは多い・・・魂の琴線に触れるものとなるだろう」ミヒャエラ・グレックラー(まえがきより)
人間本質を感覚器官によってだけでなく 霊的な器官を用いて理解しようとすることは、これから将来にわたって病の治療に 大きな可能性をもたらします。それによって 病のより正確な原因探求が可能になるからです。認知症のような現代の災厄に対しても、その根本原因に到達できます。さらに人類全体の運命、個々人の運命に対しても洞察が得られます。
認知症の原因の一つは頭部における生命力の硬化にある。それを防ぐ有効な道は、イメージ豊かな「生きた記憶」の獲得にある。そのためには、客観的にこれまでの人生を 振り返ることが有効である。
介護という行為を自らの人生の使命と捉えることができる介護者が求められる。その行為は認知症者のみならず 介護者自身の人生にとって大きな希望となるであろう…
がんと並ぶ時代の病である「認知症」 物質主義的な考え方、生き方を送る現代人に 新しい視座を与える----画期的な名著
[目次]
- まえがき ミヒャエラ・グレックラー
- 日本語版まえがき 志水祥介
- 序文
- I 人間とは何か
- II 記憶の生成と保存
- III 老年期における正常な物忘れと認知症の差異
- IV 人間と世界に働く三相の霊的諸力
- V 病の霊的原因
- VI 認知症で起こっている目に見える変化と見えない変化
- VII 死んだ記憶と生きた記憶
- VIII 認知症になった人間の霊的部分は救済可能か
- ルドルフシュタイナー:人間の十二感覚について(要約)
- 著者註と訳者註
- 訳者あとがき
96ページ
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