黄道十二宮のダイナミック画法
[本]

ライナー・シュヌーレ(著)
宮沢あけみ(訳)
黄道十二宮のマークを瞑想的に描く
ヴォルフガング・ヴェゲナー(1920-1984)による12星座マークの芸術的創発プロセス
「彼(ヴォルフガング・ヴェグナー)が発見した創発 (Entstehung) の動きを通して、12星座マークはみずからを伝えてくれます。現象が「語る」のです。それには、耳を傾け、行為で見るということが大切です。それぞれの星座マークは、独自のやり方で自分自身を表現しているのです。」(本書P4より)
日本語とドイツ語併記
【目次】
- 目次
- まえがき
- 牡羊座から牡羊座へ --- 概要
- I.牡羊座
- II.牡牛座
- III.双子座
- IV.蟹座
- V.獅子座
- VI.乙女座
- VII.天秤座
- VIII.蠍座
- IX.射手座
- X.山羊座
- XI.水瓶座
- XII.魚座
- 考察シリーズ1を終えて
- XIII.牡羊座から牡羊座へ
- 訳者あとがき
- プロフィール
【訳者あとがき】(本書P56より)
「ライナー・シュメーレさんが、2023年11月11日 (マルティンの日)に天界に旅立たれた、と私が知ったのは、2024年の夏、ドイツにこのダイナミック画法を学びに行きたいとコンタクトをとったときでした。その後、原本の巻末にあった資格保持者の何人かに連絡をとりましたが、残念ながら誰ともつながれず、ドイツでの学びはあきらめざるを得ませんでした。
私は、アントロポゾフィー音楽療法士で、R.シュタイナーの黄道十二宮の詩「12の気分」に興味を持ち、それを歌にして、日本語の歌詞も加えて、2023年3月にコンサートを行いました。
その試みを絶賛してくださった工藤咲良さんから、この「黄道十二宮のダイナミック画法」を教わりました。それから、この原作本を購入して、自分で訳してみると、黄道十二宮への新たな視点にあふれていて、夢中になりました。
その後、丹料敏雄さんが生前、この本を訳されて講座の中で扱い。そこで教わった方が何人かいることを知りました。その中のひとりと話し、私がドイツでの学びはできていなくとも、みなさんと一緒に深めていくことなもできるのではないか、と、連続講座「不節のめぐりに合わせて R.シュタイナーの黄道十二宮を味わう」@横浜&福岡に取り入れてみました。色にはこだわりたかったので、シュタイナーの指定色をトンポ色約36色の中から選び、24本×12色を揃え、せっせと削りました(なんと、288本)。こんなに大きなスケッチブック(B3=534mm×377mm または F8=452mm×379mm)はほんとうに必要なの?と自分に突っ込みながら、24冊の重さに、文字どおり腰を抜かしました。
けれども、大きなスケッチブックに向かう参加者みなさんの「静けさ」が物語っていました --- このダイナミック法のすばらしさ、奥深さ、精神性を。
そして、講座参加者の多くが、本を読みたいと希望してくれました。最初は、ドイツ語の原本を購入してもいい、私の訳をデータ配信するつもりでした。けれども、翻訳本を出版したほうが親切に決まっている、と、勇気をもってシュヌーレさんの後継者ガブリエレ・ラディッヒ (Gabriele Radig) さんに尋ねてみました。するとい 「日本での出版は大歓迎」というお返事がすぐにやってきました。
私は、プロの翻訳家ではありません。ドイツ語が堪能なわけでもありません。そんな私が、この本を出版してもよいものか……については、迷いもありました。けれども、黄道十二宮について学びたい、という気持ちが、人一倍強いことだけは自信があり、同じ志を持つ人には、この本はきっと役立つだろう、という確信もありました。
そして、もうひとつ。これまで私は、翻訳機を使ってではあっても、自分の学びのために、R.シュタイナーをはじめ、アニー・フォン・ランゲ、ヘルマン・ブフログナー、ヴェルベックなど、多くのドイツ語の本を読んできました。もちろん、全部を理解できたとは口が裂けても言えません。けれども、このようなプロセスをたどってきたこと、そのものが、特にアントロポゾフィー関連で、読みたい書籍が翻訳されていないからとためらってしまう人たちに、何らかのヒントを手渡せるのではないか、と思ったのです。 --- それが、この本を、「ドイツ語と日本語の併記」にした理由です。」
寸法:横 約21cm×縦 約29.7cm×厚み 約4mm
58ページ
訳者の宮沢あけみさんの著書「天球のハーモニーを求めて」もあります。
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黄道十二宮のダイナミック画法
2,640円(税込)


